僕の好きな美少女ゲームの話

自分が過去プレイしたエロゲのなかで、おすすめしたいものを挙げていきます。
在宅期間こそエロゲに回帰するべきなのでは?と思うけど新しい作品になかなか手が出ないマンです。



ナツユメナギサ

常夏の街・臨海副都心「hope」
蝶の姿をした妖精が舞い、あちこちに「野良ペンギン」が歩いている少し変わった人工島。
その街の浜辺に流れ着いた過去を持たない少年・渚。
真夏のクリスマスを一ヶ月後に控えた白波学園で、渚は少女達と出会う。
そして、記憶の向こうにいる大切な人と、真実の自分の姿を見つけていく。

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自分の中でエロゲと言ったらもうこれ。
原画◎、シナリオ◎、キャラクター◎、雰囲気◎、楽曲◎…全部◎な作品でした。
もう11年前(!?)の作品にもなってしまいました…マジ?
ぱっと見キャラゲーですが、やっぱその…最後までやり切るとアホほど感動して…感情になりました。
あとプレイしていてとても楽しかったし、泣いたし、笑った。そんな思い出。これに尽きる。
作品を通してライターが伝えたかったことを自分の中で解釈できたこともあり、マイBESTエロゲはずっとナツユメナギサです。

向日葵の教会と長い夏休み

人生で最も重要な日々を過ごしたであろうその場所に8年ぶりに帰ってきた主人公。
地に咲く太陽を誇らしげに立つ小さな建物・朧白(おぼしろ)教会。向日葵の教会。
取り壊されてしまう教会を前に、ボロボロになっていた思い出の場所を再生していく。
明るく爽やかで、しかし切ない、ひと夏の物語。

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また夏。
雰囲気ゲーとも言われますが、確かに。雰囲気最高です。
ただ、雰囲気だけではなくてその根幹にある物もきちんと評価していきたい。
特にメインを司るシナリオが抜群に良い。
幼少期を過ごした場所に帰ってきた主人公を待っているヒロイン達はみな幼馴染な訳ですが、中でも詠に至ってはその間にあった様々な事情が絡まり合った存在であることが明らかになっていきます。
それだけでお話として十分なのに、続きにそのさらに上をゆくシナリオが用意されてるのズルじゃん…
鍵っ子だった自分には刺さるものしかなかった。
若干のファンタジー要素も持ち合わせていますが、そこも主張しすぎないのがまた良い。おとぎ話的なね。
実はエロゲってやったことないんだよな〜って人にこそおすすめしたい作品。

Flyable Heart

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ヒロインの稲羽結衣ちゃんが可愛い!
のいぢ絵最高!(ハルヒとシャナで育ったオタク)
え、FANAZA GAMESで500円で買えちゃうの!?
プレイするなら___________今しかない。

月に寄りそう乙女の作法

『大蔵遊星』は、日本の財界を代表する“華麗なる一族“大蔵家の末端に望まれぬ子として生を受けた。
そんな遊星が、初めて一族の監視下を離れ、ひとりで外の世界へ出る機会を得る。
名もなき庶民の娘『小倉朝日』となって素性を伏せ、上流階級の子女が集う服飾専修機関『フィリア女学院』へ潜入することになったのだ。
その一環として遊星(=朝日)は、学院一のスーパー同級生『桜小路ルナ』に仕えるメイドとして、彼女の住まう『桜屋敷』で働くことに。
果たして遊星は、素性を偽ったまま、屋敷と学園の二重生活を無事に過ごすことが出来るのか?

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ざっくり言えば服飾の学校に潜入する女装主人公モノ。
この作品の核となるのはなんと言ってもルナ様と朝日の主従関係に基づくお話。
主人に対し真摯に仕える朝日にルナ様も徐々に親愛の情を抱き始める過程は大変に良い。
そして中盤以降は主人とメイドの関係を超えていかなければならない展開が待っています。
そして女装主人公モノの醍醐味、どんな展開の後に正体がバレるんだろうというワクワク感も十二分に楽しめます。
特に、自分は大学生の時にプレイしたのもあって、この作品のおかげで洋服をより好きになることができました。
ありがとうございます、お優しいルナ様。

るいは智を呼ぶ

ぼくらはみんな、呪われている。
その残酷な束縛が、僕等に与えられて
変えようのない運命だなんて――
そんな呪われた世界があるのなら――
僕は、それをやっつけたい。
言語道断な呪われた青春と対峙するために、一心でもなく同体でもない、六人の少女が同盟を結ぶ。
けれど。
和久津智は仲間にもいえない秘密を隠し持っていた。
彼女は「男の子」だったのだ──。

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また女装主人公モノ。
先の”つり乙”が主従関係の話であるなら”るい智”は絆の話なんですが、最初からそういう訳ではないのでそこにたどり着くまで是非プレイしてほしい。
ただの他人同士から共通の目的のために群れをなし、仲間になり、最後は友になってゆく過程は見ものです。
登場人物それぞれが他人にバレてはいけない呪いを抱えた少女たちなので、描き方に若干癖の強さが出ているような気もしますが、そこも受け入れられるとよりハマり込めます。



以上、自分がエロゲのオタクだった時代にリアルタイムに発売された5作品を挙げてみました。
もちろんこの他にも過去に遡ってプレイした名作と呼ばれる作品や、もはや今更語る必要性もない”教科書*1”とも呼ばれるような作品もありますが…
ここに挙げた作品とは少し血色の異なる、けれど心に残っている作品についてもまた記事を書けると良いなと思います。
それでは。